旅順口区(新市街)の歴史的建築物~住宅編~
旅順口区といえば、日露戦争激戦の地として天然の要塞「旅順港」や「203高地」など、近代史好きにはたまらない土地ですよね。
ガイドブックや行ってきた方のレポートなど、巡礼記録は書籍やネットでも見ることができますが。現在はどういう姿になっていて、街並みとかはどうなってるんだろう?これが探すも意外と見つからないもので…。
遼寧省大連市旅順口区 新市街のレトロ一般住宅についてまとめてみたよ!
いきなりメルヘンな住宅地にやってきました。
レンガ造りの平屋がたくさん~!
お庭付きの長屋です。
ここの区画は道もあまり舗装していないし、家の状態も少しづつ自分で修繕しながら住んでいるという感じ。外壁のレンガが劣化してきている家もちらほら。
大きく成長した木々が、ここの住宅の歴史を物語りますね。
屋根の感じが日本っぽいですね。日本統治時代の建築かも。
レンガの赤と樹木のグリーンがすごく素敵!
こちらはちょっと山の手にあった同じくレンガ造りの住宅。
明らかに先ほどの区画より質が上ですね。
建築様式は似ているけれど、綺麗に使っていますね。家の前の菜園やお花畑もよく手入れされています。
とても静かで鳥の声しかしません。
街の方まで下りてきました。
2階建ての集合住宅。
玄関の構えも凝っていて、なかなか重厚感あります。
奥の方の家は生活感ありまくりでちょっと汚かったけど、道路に面している家は玄関ドアも窓枠も綺麗で整ってました。
平屋もしくは2階建てのレンガ造りの住宅はここまで。
以下はコンクリート住宅になります。
えーーー、ここはどこだったかな?
ヨーロッパ???
歴史感漂いすぎる集合住宅。
モルタルが剥がれてレンガが見えてるところもありますが、ちゃんと住んでますよ~。
これは日本では無いですよね、ロシア建築統治時代の建築かな。
どこもかしこも写真映えするところです。広場や商店には人がいますが、住宅街には本当に人がいない。だから写真にも写り込まない。
作りの違うもの4つ。
左上は朽ちすぎていて危険だということで立ち入り禁止になっていました。広場の近く。シンプルな造りですね。
右上はちょっとアールヌーヴォー感じデザイン。少し山の手の住宅地。玄関のアーチがおしゃれですね~。
左下は右上の住宅を別角度から撮影したもの。それぞれ窓の形が違っていて凝ってます。
右下は住宅?というか、事務所っぽい感じかな。お店という感じでもないけど住宅でもなさそう。これは新しい建築でしょうね。一応、撮影したので入れときました。
街路樹としてたくさんのアカシアの木が新市街の歩道には植えられています。
大木となっているものも多く、白い花を咲かせて甘い香りを漂わせています。
大連市の名産品としてアカシアの蜂蜜はとても有名な特産物です。
これだけたくさんのアカシアの木がある旅順新市街には、住宅街のど真ん中の道端にミツバチの巣箱がいくつも置かれていて、蜂蜜を集めています。知らずにその道を通ってしまったらブンブン蜂が飛んでいるので、結構危ない(;´Д`A ```
その場で瓶詰めにされた蜂蜜も即売しています。新鮮なんだろうけど。さすがに、衛生面で危なそうだったので買いませんでした・・・(;´▽`A``
アカシアの木が邪魔して住宅写真が撮れない~(;^ω^)
近寄ってみたり遠ざかってみたり…。
直線と曲線。なんて美しい~v
ご紹介したのは新市街をぶらぶら歩いていて通りがかった住宅のみで、ほんの一部です。
もっと山の方に上がって行ったら豪邸もあったのかなと思います。
実際、豪邸は存在していたが門から家までが遠すぎて樹木に阻まれていて写真撮れず(;^_^A
レトロ建築がお好きな方は、ぜひぜひ旅順口区の新市街を散策なさって戦前の街並みを感じてくださいね☆
(2015,5撮影)
他にもあるよ!
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