リアル!中国大陸記

中国大好き~! 京都出身の筆者が中国ローカル旅を記録します。

中国への個人旅行は目的地に行くだけでも大変です。そこで、筆者が直接リアルに乗り込んガイドブックには載っていない情報を中心にレポート致します! 中国資本のCtrip・wechat・春秋航空も活用。

旅順博物館に行ってみたら、内装がスゴかった!!

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遼寧省大連市旅順口区にある旅順博物館です。
旅順と言えば「坂の上の雲」で有名な日露戦争激戦の地です。旅順港は今でも軍港です。

 旅順博物館は1915年からの歴史があり、ロシア→日本→中国と統治の移り変わりがありました。
日本統治時代の1917年に展示施設として開かれましたので、展示什器や内装は日本らしさを感じる造りになっています。

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旅順博物館の場所について。
2010年以降、旅順口区への外国人入域規制が緩和され。個人でも観光できるようになりました。
旅順は白玉山を境にして新市街と市街に分かれます。地図の左側が新市街。右側が市街です。新市街はロシア・日本統治時代の街並みや建築がそのまま残っている街で、人口も少なくてタイムスリップしたような感覚になる非常にロマンチックで素敵な地区です。中心部に青空商店街があり生鮮食品など畑直送で売っています。
市街はイマドキの建物やデパート・繁華街があり、中国銀行もあります。住宅もたくさん建っています。

ザックリですが、地図に表してみました。

●新紀元大酒店は私が旅順滞在時に宿泊していた数少ない外国人が泊まれるホテルです。レポはコチラ→

大連市旅順口区 新紀元大酒店に泊まってきました - リアル!中国大陸記

●旅順から大連までは旅順汽車站から直通バスが出ています。

●旅順は路線バスがありますので、移動はバスが便利です。路線数も少ないので間違いにくいです。

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前置きが長くなりました。それでは旅順博物館に入ってみましょう。
こちらが主館になります。入る前に荷物検査とパスポートチェックがあります。
外観は堅いイメージの石造りですが、内装は真っ白の漆喰です。
一階ロビーは広く、アーチが美しいです。優しい雰囲気ですね。
平面図がありました。左右非対称の造りのようです。
階段の踊り場にあったタイルアート。可愛いです。
内部はアッ!と驚きの連続!!
こんなに素晴らしい博物館は日本でもお目にかかれません。

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展示場の扉と什器と照明が素晴らしい!!!
漆喰のレリーフが美しい。照明に反射して陰影が美しいです。菱形というのも面白い。
和室の襖&欄間の組み合わせのように、扉&窓も日本ナイズされています!流水か雲なのか、非対称のデザインが素敵!
展示品のを入れる陳列棚もオリジナルデザインで宮大工さんが作ったかのような寺社建築を連想させるデザインです。お部屋によって棚のデザインが違っており。大型のものから小型のものまで、戦前に作られたものなのにガタつきも欠けもなく艶やかで、ただとにかく美しいです。

壁際を見てみると。細かなペーズリー柄の模様が入ったセントラルヒーティングがありました。頑丈な鉄製でした。オイルかな?温水かな?

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展示場です。
陳列棚だけじゃなーい!
洋館⁉神社⁉寺⁉真っ白な壁と赤茶色の木材のコントラストが美しい。
大型のシャンデリアもよく映えています。
当時の日本の職人さんのデザイン性の高さとアイディアに拍手です!
美しい天井。あちこちのコーナーにあるレリーフ
らせん階段や華奢な階段の手すり。
鉄製のカーテンレールの飾りも凝っています。

ちなみに。
主館の展示物は青銅、書物と画、陶器、竹と石の彫刻、仏教像と大連文物、新彊文物などがあり、展出する文物が3000件近くあります。大谷探検隊が新疆で発掘した1300年前のミイラなども展示されています。
展示物については、他の方やガイドブックで色々書かれているので省きます(;^ω^)
旅順博物館の所蔵物は日本と繋がりの強いものも多く。日本でも時々企画展が行われるそうです。

 

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旅順博物館(分館)
主館のななめ前にあるのが旅順博物館の別館です。
こちらも外観は石造りです。入り口がパルテノン神殿みたいですね。
桜のマークがこの旅順博物館のマークなのでしょうか?外観のいろんなところに付いていました。戦後になっても破壊されずに、当時のまま保存してくださっている事に感謝。
内装は、リノベーションされていて現代風になっていますので特筆すべきところはありません。
ちょうどシルクロードの企画展をやっていました。

 

いかがでしたか?
歴史好きでないと、なかなか旅順に行こう!とはならないかもしれませんが。
満州だった頃の建築に出会える歴史的価値の高い場所です。
是非、本物を見に行ってみてくださいね!

 

(行った日2015年5月)