リアル!中国大陸記

中国大好き~! 京都出身の筆者が中国ローカル旅を記録します。

中国への個人旅行は目的地に行くだけでも大変です。そこで、筆者が直接リアルに乗り込んガイドブックには載っていない情報を中心にレポート致します! 中国資本のCtrip・wechat・春秋航空も活用。

紹興市 東湖風景区の烏蓮船で舟遊び

 

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紹興ならではの足漕ぎボート「烏蓬船」に乗ってみたい~(^^♪
紹興市の東側にある「東湖風景区」へ行ってきました。

 まずはアクセス方法。

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中心部からはバスが便利。
「東湖風景区」というバス停があるので、そこで降りればOK!
ホテルから行くのにどこにバス停があるのかわからなかったので、ホテルのフロントに「東湖風景区に行きたいんだけど。1路か57路バスはどこで乗れる?」と聞いたら、ベルボーイが1路バスが走っている通りを教えてくれました。
地図を見ながらテクテク歩いて1路バスが停まる停留所を発見。
あとは乗車して(運賃は先払い)、停留所で下車するだけ。

※中国はワンマンバスが走っている地域であれば、バス停にその路線の停留所がすべて掲示されている場合が多い。
バスの中でも電光掲示とアナウンスで教えてくれるから旅行者にもわかり易い。
車掌さんが乗っているバスの場合は、降車バス停を紙に書いたものを見せて、停留所が来たら教えてもらうようにするのがいいでしょう。

 

さて東湖風景区に到着。

入場料50元を支払って入場です。烏蓬船に乗るには別途85元が必要です。合わせて135元か…。なかなか取りますね(;^_^A

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園内は混んでいなくて。
整備はされていますが、ほどよく自然を残した庭園でゆったりと散策できます。
売店や軽食屋が2軒くらいありました。
川を渡ると、東湖の始まりです。いきなり巨石群が現れました。
写真だとわかりにくいですが、かなりの高さがあります。
中国らしいというか、中国の水墨画に出てきそうな、時代劇のロケ地にもできそうな風景が広がります。

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では烏蓬船にて遊覧と行きましょう!!(/・ω・)/
お船は1~3人乗りです。
3人で行っていたので一緒に乗れました。
乗り場ゲート頭上では乗船の注意事項ビデオが流れています。
救命胴衣をしっかりと身に着けて、カバンのファスナーもしっかり閉めます。
東湖の水深は20m以上、深いところでは40~50mΣ(゚д゚lll)にもなるそうです。
それを知って、ちょっとビビってきました。
とりあえず、デジカメのストラップをしっかり手首に通して…と(;´・ω・)

細長い船なので横にユラユラ…。乗り慣れないので最初はちょっと怖かったです。
「しゅっぱーつ!」
スーッと離岸。

ここでちょっと東湖の説明。
実は自然のものではなく人造湖なんです。
元は巨大な石山で漢時代から続く採石場でした。1000年にも渡る採石の結果、山は半分の大きさになり切り出した形が今のような絶壁になりました。
そこへ水を引き入れて庭園としたのが清時代末とのこと。

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烏蓬船は方向転換や漕ぎだしの時は手で櫂を漕ぎますが、速度が出てくると櫓に交換して、なんと!足で櫓を漕いで進ませます。
足で漕いでいる時は体を半ば寝そべるような角度にして、非常にリラックスしたような格好で船を操ります。
足を使うというのは長時間舟を漕ぐ運河の街、紹興ならではですね。

木々の木漏れ日の中を抜けて絶壁のよく見えるエリアへ。
石橋をくぐったり、湖岸近くへ寄ったり。
小さな湖なので波もなく、ゆったりと回遊できます。

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船の順路は湖を手前から奥へ一方通行。
岩の亀裂に船を入れ、袋小路になっている場所へも連れて行ってくれます。
岩の間に入ると外の音が急になくなり、シーンとした空間に。
櫓を漕ぐ音、水音。そして船頭さんの口笛が響いてなんとも神秘的な雰囲気に!!
天から降り注ぐ日の光も筋となって岩の間から筋のように湖面へ差し込む風景も幻想的です。
たった、1・2分の出来事だったかもしれませんが。
この光景を見て感じる事は感性に大きく響きました。

湖の端まで行って終点。
下船します。

 

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 終点付近にはお土産もの屋さんと休憩所がありました。
船に乗らずに歩いて散策してきた人もいるので、皆さん休憩していらっしゃいました。

復路は徒歩で。
船では行けなかった奥の方とか、石橋を渡ってみたり。
雨風で浸食された石を愛でてみたり。

東湖の癒しな90分でした(^▽^)/

 

(2016年10月訪問)