リアル!中国大陸記

中国大好き~! 京都出身の筆者が中国ローカル旅を記録します。

中国への個人旅行は目的地に行くだけでも大変です。そこで、筆者が直接リアルに乗り込んガイドブックには載っていない情報を中心にレポート致します! 中国資本のCtrip・wechat・春秋航空も活用。

中国(洛陽)で掛け軸・書画・美術書を買う

中国の美術品を買いたい。
書画を買いたい。
中国の画集を買いたい。
水墨画教則本が買いたい。
水墨画や水彩画の画材が買いたい。
書道の筆・墨・硯が買いたい。

……etc……

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「ここに売っていたよーーーー!」

 洛陽は、中華人民共和国河南省西部にある都市。
世界遺産の「龍門石窟」や最古のお寺「白馬寺」・三国志関羽のお墓「関林廟」など中国王朝の古都があった場所ということで、非常に歴史的遺物の多い街である。

 

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 洛陽の老街。
麗景門~西大街~東大街~鼓楼へつながる歴史ある建物と商店が連なる商店街のような観光老街となっています。
麗景門を抜けて西大街へ。
赤い旗が上から横からはためいて、映画の世界に迷い込んだようです。

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 麗景門から西大街にかけて、書店・画材店・画廊・書画の工房などが集中してあります。
筆・紙・硯などがたくさん売られています。お客さんも結構入っていました。
西大街はメインストリートなのでお店ばかりですが、横道にそれるとアトリエのような教室のようなお店がたくさんありました。
掛け軸や書画がたくさん売られていました。
洛陽といえば牡丹!ですから、牡丹をモチーフにした作品が多かったですね。
牡丹・金魚・竹・虎・・などなど。いろんな絵が描かれていました。彩色しているのも綺麗だし、墨だけで描かれているのも渋くて良かったです。
漢文のみの掛け軸も多くありました。
実際に家に飾っていて思うんですが、飽きがきないのは漢文かなと思いますね。

f:id:realchina:20161215191408j:plain 実際に購入した画集3冊と線画集です。
日本でこれだけ買おうと思ったらいくらするのか…。
中国なので日本の美術印刷に比べたら画質印刷製本技術は落ちますが、収録量も多いので許容範囲です。
お店の人に「こういうのが欲しい」とリクエストしつつ。山盛りどっさり積み重ねられた書籍の山から掘り出しました。
こんなに大量の画集を目にしたのは初めてで興奮した~(笑)

私は画集を中心に探しましたが。
他のお客さんは水彩画や水墨画教則本を見ている人が多かったように思います。
あと、日本でも 最近は色鉛筆用の大人の塗り絵というのをよく見かけますが。
ここはそれの水彩画や水墨画や人物がなどいろんな絵画の練習用の線画の本っていうのもあって。日本では見かけないものなので興味深かったです。
日本で絵画はあまり独学でやるというのではなく、だいたいが誰かに習いに行ったりするのがスタンダードかと思うんですけど。これだけいろんな教則本があったら独学でもできるかも⁉という気持ちになってきます。

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 麗景門です。
隋唐明清時代に由来する城門のようです。映画のセットみたいです。
内部は飲食店やktvが入っていたり、思いっきり商業ビル化してました。
「洛陽三彩芸術博物館」というのがあるみたいです。
行かなかったけど、絵とか陶器とかがあるのかな?

日本で書画や漢文の書道をツテもなく手頃な価格で手に入れる方法というのは本当に少なくて。
有名な画家さんの美術品しか売っていないので、日本で手に入れるのはほぼ無理という…((-_-;)
運が良ければ中華街とか物産店に売れ残りがあるくらいか?
しかし、そこは本場。中国の古都に行くと、芸術の文化があるので手に入れることができます。
もしも少しでも欲しいと思っているのなら、行ってみる価値はあると思いますよ!