リアル!中国大陸記

中国大好き~! 京都出身の筆者が中国ローカル旅を記録します。

中国への個人旅行は目的地に行くだけでも大変です。そこで、筆者が直接リアルに乗り込んガイドブックには載っていない情報を中心にレポート致します! 中国資本のCtrip・wechat・春秋航空も活用。

西安から韓城への行き方 アクセス

2016年7月26日

陜西省西安市から北東へ直線距離で200キロ。高速バスで3時間。

「韓城古城」や「党家村」「司馬遷祠」で有名な、韓城市へ行って帰ってきました。

韓城市 - Wikipedia

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韓城市へ行くには、西安の街の東端にある「紡織城バスターミナル(紡糸只城客運站)」から高速バスに乗る必要があります。

 

西安の城壁内のホテルからタクシーでバスターミナルまで移動。
朝の渋滞ラッシュに巻き込まれて40分(29元)かかってしまった。
バスターミナルに着いてわかったんだけど。
地下鉄が乗り入れている事が判明…(;´д`)

地下鉄でも行けるって書いておいてほしかったです…地球の歩き方さん…(´;ω;`)

 

紡績城バスターミナルは大きなターミナルビルで、たくさんの飲食店やお店が入っていてとても賑わっています。
地階がバスターミナルと地下鉄乗り場になっています。

 

➀チケットを買う。(西安→韓城 61.5元)

バスチケット売り場で、窓口のお姉さんに行先を告げて身分証明書(パスポート)を見せます。

ここで、トラブル発生!
警察が来てしまいました。

どうやら近年のテロの影響で、外国人の移動が厳しくなっている模様です。

外国人だということで、インフォメーションに連れて行かれ、警察官にパスポートを提示。
スマホでパスポートの写真を撮られて、行き先を聞かれました。
私たちが言葉がわからないと思って、スマホの翻訳機能を使って「あなたはどこへ行きますか?」と質問してきました。

「韓城」と書いた紙を見せると、 警察官が「付いて来い」とチケット売り場へ案内してくれてチケットを代わりに買ってくれました。

そして、ゲート通過、自動改札通過。

バスの前まで連れていってくれました。

バス乗る前に「トイレ行きたい」と言ったら、なんとトイレの場所まで案内してくれて。トイレの前で待っていてくれました。そして、再びバスまでついてきてくれました。
リュックを背中に背負っていたら、危ないから前に背負いなさいと諭してくれました。
なんだか逆にありがたい。というか、めちゃめちゃ優しかったこの警察官のオニーサン!

 

②バスに乗る。

バスのチケットを見せて、トランクにスーツケースを積み込み、席に着きます。

私たちがバスに乗り込んだことを確認すると、警察官のオニーサンは去っていきました。

席は自由席です。

10分ほどしたらバスも満員になり、出発です。

 

③車内環境。

バスのレベルにバラつきはありますが、おおむね快適です。

西安と韓城は乗降客も多いので大型バスです。

車掌さんが再度チケットの確認と、シートベルトの着用チェックを入念にしてまわります。

車内テレビでは、シートベルトを必ず絞めてくださいというビデオが流れます。

このビデオが非常に優れていて、アニメーションでシートベルトの重要性と締めていなかった時の危険性や致死率などをわかりやすく教えてくれます。とても完成度が高いので、日本でも採用すべきだと思いました。

シートベルトのビデオが終われば、テレビは映画に切り替わります。

今回は3時間の乗車でしたので、映画まるまる1本と2本目の途中まで観ることができました。

 

④道中

1時間走ったところで、サービスエリアにてトイレ休憩。10分間くらいだったかな。

最初の車窓はずーっと畑。
トウモロコシが多いみたいですね。
ひまわり畑もあったり、果樹園もあったり。でも大きな変化は無くひたすら平原で畑ばかりなので車窓はちょっと退屈。
けれど、後半になってくると、景色が変わってきました。
丘陵地帯は相変わらず畑で、小さな村がポツポツある。
しかし、時々ビックリするくらいに深い地割れがあり、赤土がむき出しになっている。
グランドキャニオンがこんなところに!?という感じでした。

これは黄土高原特有の地形がなんだそうです。
底が見えないほどに深い谷に驚きが隠せませんでした。
そんな崖でも切り開いて段々畑が作られているところもあり、どうやって登るのかわからないくらいに高低差のある畑をお百姓さんがどうやって耕しているのか、水はどこから運ぶのか。
過酷な重労働を想像しました。

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高速を下りて、韓城市内に入ります。

マンション群のところで、地元の人はバラバラと降車していきました。

私は終点のバスターミナルまで乗ったままです。

 

⑤到着

バスを降りたら荷物を持って出口へ。

小さな待合室があるだけの韓城バスターミナルです。
韓城バスターミナルからホテルまでタクシーで移動。
ターミナル前にはタクシーやバイク3輪タクシーが出てくる人を待ち構えています。
タクシーはメーター付いてないので運転手に乗る前に聞きます。
バイク3輪は10元だと言ってきました。
でもタクシーは5元で行けると言ってきましたので、タクシーに乗りました。

 

西安へ戻る(韓城→西安 50元)

2016年7月29日

韓城バスターミナルのチケット売り場の窓口で行先を告げます。

今度は身分証の提示無しでした。

Ⅹ線検査を受けて、手続き完了。

バスはすでに乗り込み開始していて、トランクにスーツケースを入れて着席します。

運転手らしきおじさんにチケットの半券をもぎ取ってもらいます。

バスに乗る時は、車掌のおばちゃんに再びチケットを見せます。

席がだいたい埋まったところで出発~!

韓城を出発して、高速道路に入ってしばらく走ったら全長3キロある長~い橋に差し掛かります。

実は、右手に「司馬遷祠」(司馬遷 - Wikipedia)と「八路軍東渡黄河記念碑」(八路軍 - Wikipedia)があり。ちょうど橋の高さと同じくらいの場所にあるので、バッチリ見えちゃいます!

すごく綺麗に見えるのでシャッターチャンスですよ!!

西安から行くときは、バスの左側に乗ってください。でも対向車線だから見えにくいかも。

オススメです!

 

バスに乗って2時間。

行と同じパーキングでトイレ休憩。

売店でアイス買ってきて車内で食べましたv

中国のアイスは美味しいんです♪

 

ぴったり3時間で西安に到着。

 

なかなか快適な高速バス移動でした。

ちょっと警備が厳重でビビりましたが。結果的には安全だということです。

みなさんも、 ぜひ。バス移動してみてくださいねv

 

 

(☟韓城市ってこんなとこです)

realchina.hatenablog.com

(⇓韓城古城はこんな感じ)

realchina.hatenablog.com